皆さんこんにちは!
宮林です!
今回はRSを1000㎞乗ったのでインプレッションを書いてみたいと思います。
はじめに・・・
RSという名前が付けられたバイクが初めて発売されたのは1976年のことです。
R100RS twinという名前で、世界で初めてのフルカウル仕様のバイクだそうです!エンジンはOHV、キャブレターでフロントフォークはテレスコピックでした。
次にR100RS mono が1986年にトルク重視のバイクとして発売され、1993年にはR1100RSがフルカウル、ハーフカウルの二種類で発売されました。このバイクからエンジンはOHC、インジェクションとなり、フロントフォークはテレレバーになりました。その1年後に発売されたR1150RSはフルカウル仕様だけの初めてのスポーツツアラーとして発売されました。そして一度RSが無くなり、空白の時間を越えて今回のRSが発売されました。
R1200RS特徴
今回のRSは排気量が1,169cc、エンジンはDOHCでサスペンションはテレスコピックに戻りましたが代わりに電子制御のサスになり、今までのテレレバーの性能も残してあります。またサスペンションとトラクションコントロールとの相性も抜群で、コーナリング中にブレーキを掛けていただいても挙動変化が少なく、安全性を極限まで追求したバイクと言っても過言ではない物になっております。
装備なんですが、日本仕様は電子制御サスペンションシステムであるダイナミック ESA、タイヤの空転を防いでくれるトラクションコントロール、エンジン出力を変化させるライディングモード Pro、クラッチ操作なしにシフトアップ、ダウン操作が可能になるギアシフト・アシスタント Pro、タイヤのロックを防ぐABS、グリップヒーター、速度を一定に保ってくれるクルーズコントロールを装備するほかに、キーレスライドシステムも装備しています。
さらにトップケースやパニアケースを取り付けるためのリアキャリア、パニアケースステー、BMW 純正ナビゲーション専用マウントホルダー、センタースタンドも標準装備されています。
なのでパニアケースやナビを買ってもらえれば簡単に取り付けていただけます。
R1200Rとの比較
車重は236kgとR1200Rと5kgしか変わらず、走り出しても水冷になったことでパワーが増しており236kgの重さを全く感じさせない走りをしてくれます!
またフロントホイールのフローティングアクスルが約12mm前方になっていることで、ホイールベースも約12mm長くなっており、R1200Rより直進安定性が増しスポーツツーリング仕様になっています。
ハンドルはR1200Rと比べ幅が20mm狭くなっているのでノーマルハンドルでも乗りやすい様になっています。
1000km乗った感想・・・
まず跨ったときなんですが、足つきがめちゃくちゃ良く(シート高が760mm)、立ち転けの心配が無くなります。しかし、長時間乗っていると膝の角度が鋭角の状態が続くので膝に負担がかかります。この改善方法としては単純にシート高の高い物を、オプションではありますが3段階の高さの中から選んでいただけたら膝への負担が少ない状態での走行が出来ます。
ちなみに僕(身長167cm)は試乗車用の820mmのシート(ハイシート)を付けての慣らし走行をしていたので膝に負担がかからず、一日500km乗っても膝が壊れそうになることはありませんでした!
次にキーレスライドシステムなんですが、バイクから約1メートル以内にスマートキーを持っておいて貰えばエンジンをかけることも、ガソリンタンクの蓋を開けることも可能です。
ガソリンタンクの蓋はエンジンを切ってから約2分以内であればスマートキーが近くになくても開くことが出来ます。いちいち鍵を抜き差ししないといけない手間が省けるので給油も楽ちんでした!
またキーがONの状態でバイクからスマートキーを一定時間離すと自動でキーをOFFにしてくれます。外出の時はキーを抜き忘れることはあり得ないですが、家に帰ったときに鍵を抜き忘れたりする僕にとってスマートキーは魅力的です(*^_^*)笑
ハンドルはセパレートタイプです。スポーツタイプの要素を取り入れたということでしょう!
ハンドル幅が狭くなっているため僕みたいな腕の短い人でも操舵しやすかったです。
ウインドシールドは高さが4段階調節する事が出来ます。低い状態でも上半身を風からしっかり守ってくれ、腕には夏でも走れるように風が感じられるようになっています。シールドが低い位置の時はヘルメットに風が当たりますが、高い位置にしたときはヘルメットの上を風が通るようになっており、少しかがむだけで風切音がほぼしなくなります。
ギアシフトアシスタントProはシフトアップ、シフトダウン両方行ってもらえます!
BMWのクラッチは軽いので握ったところで疲れがあまり溜まらないですが、その少しの疲れさえも許さないのがギアシフトアシスタントProです。発進、停車以外はクラッチを握ることは不必要です。凄いところはこれだけではありません!シフトダウンしたとき、勝手にブリッピングをしてくれるのでギアを2つほど一気に落としても問題はありません!これに慣れた僕は自分のバイクを走らせている時にクラッチを握りギアを変えるということに慣れるのに必死でした(笑)
装備の感想の最後はクルーズコントロールです!
僕はバイクに乗っているのにクルーズコントロールを使うのはあり得ない!
と思っていたのですが物は試しに1回・・・
はまってしまいました(笑)
これは使った人にしかわからない魅力があります。
20km/hから設定できるので気になる方は試乗車で試してみてください!
試乗コースの国道1号線であれば使えるチャンスはあります!!
全体的な走りの感想は、かなりマッタリしています。しかしこのマッタリが高速道路を使ったロングツーリング、緩いカーブの続くワインディングを走るのに丁度良く、ライダーにとって楽しい時間を提供してくれるバイクだと僕は感じました!
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
気になったことがあればお気軽にお問い合せ下さい!
また試乗は予約無しでしていただけるので、お気軽に御来店下さい!
宮林