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R1200GSのフロントマスクがお気に入り

2016/10/08

みなさまは、バイクを選ぶポイントは何でしょうか?私はデザインです。もう何でも見た目から入るタイプで。それも変な決まりがあり、まず右斜め後ろからしゃがみ込んでチェックします。前より後ろからのデザインがどうも気になります。これからカスノモーターサイクルならではの3ブランドを本格的な試乗レポートはスタッフに任せてデザイン重視?で試乗していきます。

今回はR1200GS。GSの後ろ姿はフレームと同じ角度で上がったサイレンサーが存在感があっていいですね。しかしR1200GSはフロントマスクのデザインが気になります。斜めとかではなく真正面から対峙すると攻めてくるデザインが所有感を満たしてくれそうですね。ツーリング中に真正面からR1200GSを眺めるながら一息つく、いいですね。

R1200GSのどの部分がお気に入りでしょうか?―喜多―

R1200GS リアビューR1200GS フロントマスクR1200GS

 

S1000RR インプレッション(2015年モデル)

2015/10/28

皆さん、こんにちは。
初回点検がまだ終わっていない宮林です!

今回は、自分のバイクS1000RRで1000km乗ってきたので、いつも通りイン
プレを書きたいと思います。

S1000RR
DSC_0242

S1000RRが日本で初めて発売となったのが2010年。
それまでのBMWはスポーツタイプでK1200S、K1300S、ボクサーエンジンの
HP2などがありましたが、車体が大きいので、やはりツアラーが抜けきらない
モデルとなっていました。

そんななか、スーパースポーツ界で勝てるバイクを作ろうということで、創り出
されたのが、1000cc直列4気筒であるS1000RRです。
発売されたと同時に、ハイクオリティーな性能だったため、バイク業界に衝撃
を与え、5年経った今では、確実にS1000RRという地位を確立しているように
思えます。

S1000RR特徴
_MG_2784
特徴で忘れてはならないのが、電子制御サスであるDDC、Race ABS、シフ
トアシストPROです。

DDCは1000分の1秒単位で走行状況を把握しライディングに合わせたダン
ピングを設定してくれています。
例えば、急激なブレーキをかけた場合でも、ノーズダイブを起こさないように
したり、コーナリング中にブレーキをかけたとしても転けなかったり、凸凹道を
走行した際には衝撃を和らげたり、と様々な状況に臨機応変に対応してくれ
ます。

Race ABSはDTC、ASC、ブレーキ連動など様々な役割をしております。
DTCやASCはタイヤの空転を防いでくれています。ブレーキ連動というのは
ハンドブレーキをかけるとフットブレーキが自動で最適なブレーキキングを行
ってくれます。
初心者でもベテランライダーの様なブレーキングが出来るようになっておりま
す。

ギアアシストPROはクラッチを握ることなく、シフトアップ、ダウンを行うことが
出来ます。
ダウンしたときはブリッピングを自動でしてくれるので、コーナー直前ではブ
レーキングだけに集中できます。

他に細かいところを挙げると、サイドカウルの鮫の模様部分が、14年モデル
と異なっていたり、左右非対称のヘッドライトが左右逆になっていたり、といろ
いろあります!

そして一番大きな特徴は、15年モデルはフルパワーで日本に入ってきている
ということです。
前年モデルまでは本国仕様193PS、日本仕様156PSとリミッターをかけられて
いましたが、今回はRece、Sportモードでは199PS、Rainモードでは187PSと
なって日本に入ってきております!

1000km乗った感想・・・
s1000rr
安心感がスゴイ!!
龍神スカイラインで走っていても滑る気配無し、試しにコーナリング中にブレー
キをかけてみても、転ける気配無し、ここまで安心してバイクに乗れることが凄
いなと感心できるほどでした。

そして何よりも楽しい!
乗っていて安心出来るので、今までのバイクでは出来なかったこと挑戦しようと
思うようになり、おもわず慣らし中であることを忘れて、アクセルを捻ってしまい9
000rpmのリミッターに阻まれる事があるぐらい、回してしまいますし、恐怖よりも
楽しいという感覚の方が大きかったです。

またメーターの真ん中には、バンク角が表示されるようになっております!
何度まで倒せるか・・・やっちゃいますよね(笑)
僕の最高記録は53度まで倒すことが出来ました!
サーキットならもっと倒せるのかな?
楽しみです!!

乗り心地としては馬力が199PSある割にマイルドで、バイク歴が浅い方でも乗り
こなせてしまいます。
199PSということと、フルカウルで風の抵抗を受けにくいということで速度感覚が
鈍り、知らない間に速度が出てしまうかも知れないので、くれぐれも公道での走
行はお気をつけ下さい。
赤いランプに追いかけ回されり・・・全ての道がキレイに舗装されているとは限り
ません・・・笑

お次はサイレンサーです!S1000RRのノーマルマフラーは始めに交換しなくて
もかなりいい音を出してくれます。
この間の鈴鹿の走行会でもノーマルマフラーのS1000RRが9割程だったのです
がメインストレートを通り過ぎる時、motoGPを見ているかのような音を出して走
ってくれます。
動画でノーマルマフラーの音を堪能してみてください!
動画の前半は、社外のマフラーを付けているのですが、後半のS1000RRはノー
マルです!

何度も言いますがノーマルマフラーです!!

最後にシフトアシストproですが、これはかなりスムーズに入っていきます。
峠を走っていてオーバーギアで下りコーナーに侵入したとしても即座にギアを下
げる事ができるのは、魅力的です!
また、ダウンした時の音が最高にいい音なので聞き惚れてしまいます。

ワインディングからサーキットまで楽しめ、初心者でも扱える程の乗りやすさであ
るS1000RR。
現在あるモデルの中で一番おもしろいバイクといっても過言ではないです!!

ぜひ、機会があれば一度、試乗をしてみてはいかがでしょうか?
皆様の期待をいい意味で裏切ってくれると思います!

以上が、宮林の体で感じたことでした!
最後までお読みいただきありがとうございました!

R1200RT インプレッション

2015/09/26

皆様、こんにちは!
テレレバーの偉大さを体感してきた宮林です。

そのテレレバーのRTに乗る機会があったので、インプレッションを書
きたいと思います。

R1200RT
名称未設定 4

 RTの名が初めて付いたモデルは1978年のR100RTです。その後K
100やK75シリーズにもRTモデルが出て来ました。4バルブの新世代
ボクサーエンジンを積むR1100RTは日本でもヒットを記録し、2001年
には排気量を1150ccに拡大したR1150RTになり、その後、排気量を
1200ccに拡大しR1200RTとなり、今は水冷のR1200RTとなり人気を
維持しています。
RTのRはドイツ語でReisen(旅行)の頭文字、Tは英語のTour(旅行)
から来ています。旅行するのに適したバイクということをアピールした
かったのでしょう。
実際乗ってみると、その名がつけられた事に納得が出来ます。

特徴
20140128120118838
RTは前から見ると人の体をスッポリと隠してしまうほどの大きなカウル
が付いているのが特徴です。この大きなカウルのおかげで高速巡航し
ている時でも風を受けることなく快適に乗っていることが可能になるの
です。

また、大きなウインドシールドも忘れることが出来ません。
このシールドを一番高くすれば走行中に風を受けることはなく、窓を開
けた状態で四輪に乗っているのと比べると、RTに乗っている方がイン
カムを付けなくてもタンデムしている人と普通に会話が出来てしまうほ
ど静かで、疲れる事無く乗れてしまいます。

そして、なんと言ってもホイールベースが短い!!!
この見た目の割にボクサーの中では2番目に短いんです!
1位RnineT 1,476mm
2位R1200RT 1,485mm
3位R1200GS-A 1,510mm
4位R1200R 1,515mm
5位R1200RS 1,527mm
6位R1200GS 1,550mm
数値から見て分かるように、車重の割にヒラヒラ動いてくれます。
ワインディングでの走行もストレス無く楽しむことが出来ます。

ここで少しスペックの紹介です。
排気量:1169cc
最高出力:125ps/7,750rpm
最高トルク:125Nm/6,500rpm
90km/h走行時
(100km定速走行)燃費:25.6km/l
120km/h走行時
(100km定速走行)燃費:18.6km/l
シート高:760mm/780mm
走行可能状態重量:274kg
タンク容量:25L
リザーブ容量:約4L

となっております。

標準装備はおなじみのABS、トラクションコントロール、ダイナミックESA
グリップヒーター、シフトアシストpro、クルーズコントロール、さまざまな
情報を表示する大型カラーTFT液晶モニターを採用したオンボードコン
ピューター、シートヒーター、坂道発進の時に便利なヒルスタートコ
ントロール、電動ウイン
ドシールド、ボタン一つでパニアやトップケ
ースの鍵をロックすること
が出来るセントラルロックシステム、オー
ディオシステム、
、左右パニアケースとこのようにツーリングに行くの
に必要なものが揃っています。
ちなみに太字で書いている標準装備はRTまたはGTLにしか付いていな
い機能となっています。

RSを試乗した感想
ワインディングで攻めたくなる!
というのが一言感想です!

「ワインディングで攻めるとか若いからやで~」
と言われる様な気もしますが、そんなことはありません!
乗っていると知らず知らずのうちに、車体をバンクさせてしまうのがRTな
んです!
バンクさせても地面との距離が離れているためそこまで恐怖心を抱くこ
とがないので攻めれてしまいます!

また、RTは中低速トルクもしっかりしているので街中でのゆったりとした
走りにも向いています。
例えば、発進の時クラッチを繋ぐのにギクシャクせずにスムーズに繋ぐ
事ができます。また4,000~5,000rpmからトルクが感じられるくらいの
パワーがあります。
ノーマルマフラーでも充分なのですが、CASUNOのRTにはあるマフラ
ーを付けております。このマフラーを付けるとより一層中低速のトルク
がしっかりしています。
発進の時にクラッチを繋ごうとすると、アクセルを回さなくても良いのか
な?と思ってしまうほどトルクがあります。
試乗車に付いているので一度体感してみてはいかがですか?
ビックリされると思います!

RTは他の機種と同様、走行モードを3種類の中から選んで走っていた
だけます。
レイン、ロード、ダイナミックの三種類です。アクセルのレスポンスはレ
イン<ロード<ダイナミックとなっており、普段あまり飛ばさない人であ
ればレインで走っていても何不自由なく走れます。

そして今回一番感動したのはテレレバー!!!
DSC_0225
今までテレスコピックしか乗って来なかった僕には不思議な世界でもあ
り、新たな物の魅力を見つけた感覚に陥り、一瞬でトリコになってしまい
ました。

テレレバーは「コーナリング中にブレーキをかければ、車体が起きあが
り転倒を防ぐ」というのは良く聞いていました。
しかし体感しないと分からない僕にはいまいちピンと来ていませんでし
た。
物は試しに、ワインディングでコーナリング中にブレーキを少し・・・ちょ
っと強めに・・・スゴイです!
ブレーキをかけた瞬間、グイッと車体が起きあがるんです!
車体が起きあがってからの安定感もスゴイです!
まさに今まで聞いてきたことはコレのことか!となり只今、RTに惚れて
おります。

さて、ここからはRTでしか味わえない機能を紹介していきます。
ヒルスタートコントロール
これは坂道発進の時に役に立ちます!
停止中にブレーキをグッと握り込めば H のマークが出てくるのですが
コレが出ればブレーキを離してもブレーキがかかっている状態になりま
す。
発進の時はいつも通りクラッチを離しながらアクセルを回せばブレーキ
は解除され発進できます。
ただ僕が下手くそだったため慣れない間は発進の時にエンストしてしま
うこともあるので、ブレーキを握っていなくてもブレーキがかかっている状
態に、慣れることが必要かなと思いました。
使いこなせるようになれば、この機能は相当便利です!

電動ウインドシールド
これは走行中でも気軽に風の当たり方を変えられます!
一番低くしても風の当たり方はヘルメットの上をかすめていく程度で少
しでもシールドを高くしたら、風が当たることはありません!
ただ気になることが一点・・・風が当たらなさすぎて暑いです。
運転中に立ったりして自分から風に当たりに行かないと夏はしんどい
かもしれません。

オーディオシステム
AM、FMラジオやMP3の音楽が聴けます。
これは使わないようにも思いますが意外に必要かも知れません。
RTはどの様な状況でも快適に走れるので、眠気が襲ってくることが多
々あります。
そんなときはラジオや音楽を聴いて眠気覚ましにもなります。
風切り音がほとんど聞こえないRTでは大音量にしなくても聞こえます。
僕は終始このラジオに頼って眠気覚ましをし、無事に帰ってくることが
出来ました!!

皆さんにRTの魅力が伝えられていたら幸いです!
何か気になることがあれば気軽にお問い合せ下さい!
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。

以上、宮林でした。

S1000XR インプレッション

2015/09/06

皆様、こんにちは!
研修期間が終わり正社員となった宮林です!

さて今回は、S1000XRの慣らしで1000km乗ってきたということで
表題にあるとおりインプレッションを書きます!

S1000XRとは
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S1000XRはS1000RRの最新テクノロジーで走行性と安全性を極限
まで引き出した性能とR1200GSの歴史あるツーリング性能を見事に
融合させ、ハイレベルな快適性、機動性を実現させたアドベンチャー
スポーツバイクとして2014年のミラノショーで、お披露目となりました。

エンジンはS1000Rと同じエンジンを積んでおり、4気筒の高性能エン
ジンを積んでいるモデルとしてはS1000RR、HP4、S1000Rと続いて
4番目の登場となりました。

S1000XR特徴

スペック
排気量:999cc
最高出力:160ps/11,000rpm
最高トルク:112Nm/9,250rpm
ホイールベース:1,550mm
シート高:820mm(日本仕様)
車重(走行可能状態):228kg
燃料タンク:20L
リザーブ:約4L

スペックを見ていただいても分かるのですが、S1000Rと同様のエン
ジンでトルク重視になっているため、低中速で半クラ無しでもエンス
トの心配無しで安心して走ってもらうことが出来ます。

また、足が長いので長距離のツーリングに向いており、GSのように
オフロードを得意とはしてないですが、少しの砂利道や荒れた道路
のような、オフ寄りの道ならストレスフリーで走ることが出来ます。

フレームの構造などはS1000R/RRと同じなんですが、ディメンショ
ンの変更により新設計となっております。
スクリーンは二段階の調節が可能で、スポーツ走行のときは低めで
ツーリングのときは高めといった使い分けが可能となっています。

中身としては、ライディングのモード変更の出来るライディングモード
PRO、走行速度を一定にするクルーズコントロール、サスペンション
を電子制御しているダイナミックESA、クラッチ無しでシフトアップ/
ダウンが可能のシフトアシストPRO、グリップヒーター、インテグラル
ABS、タイヤの空転を防ぐトラクションコントロール、走行中でも少し
のナビ操作であれば可能なダイヤル、ナビステイ、センタースタンド、
LEDウインカーが標準装備となっております。

ライディングモードPROは出力特性を変えるだけでなく、トラクショ
ンコントロール、ABSの介入度合いも一緒に変わってくれます。例え
ばレインモードであればトラコンやABSの介入度が上がり、滑りやす
い路面状況であっても滑ることなく楽しく安全に走ってもらえます。
反対にダイナミックモードにすればトラコン、ABSの介入が少なく、晴
れている日で高速走行される方にオススメのモードとなっております。

1000km乗った感想
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1000kmどこに行ってきたかと言うと、29日30日に白馬でBMWのイ
ベントがあったのでそこへ行き800km、残りの200kmは和歌山へ行
き、帰りに犬鳴きトンネルを抜けてワインディングを楽しんで来ました!

総合的な感想は「疲れず楽しい!!
初めて乗ったのは会社から家に帰るときでした。そのときは足つきが
悪い事になれておらず、信号が赤になっているのを見るだけで憂鬱に
なっていました。
しかし慣れと、待ちかたに気づくと、この問題は解決することができ、
荒れた所での立ちゴケという恐怖心も無くなり快適に乗ることが出来
ます。

走行時は、4発ならでわのスムーズ感やパワーを感じる事ができ、シ
フトアップ/ダウンもスムーズにギアが入っていき、ウインドシールド
は巻き込みの風を防いでくれるので、一日に1000kmを疲れずに走
ることができるというのも、うなずけます。

ライディングモードPROは3種類全てを場面に分けて使ってみました。
ダイナミックモードはドライの高速道路で使うと、アクセルを回したとき
のレスポンスが良く、ウィリーが余裕で出来てしまいそうなパワーを発
揮してくれます。
街中でこのモードを使うとパワーがありすぎてギクシャクしてしまい走
りにくくなってしまう印象を受けたので街中での使用は避けた方がよろ
しいかと。

ロードモードは街中であったり、ワインディングを走るのにオススメです。
このモードは適度にトラコンが介入してくれるので、普段なら滑っている
場面でも滑らず、コーナー走行中でブレーキをかけても車体は不用意に
倒れず安定した状態でコーナーを曲がることが出来ました。

レインモードはその名も通り、雨の日に選択していただくモードになって
います。トラコン、ABSの介入度が最も高く、出力特性も抑えられている
ので雨の日でも安心の中で快適にツーリングを楽しむことが出来ます。
ドライの道を走るときにこのモードを選択すると、少しパワーが足りない
気がしてしまいました。

S1000RやRR同様ダイナミックESAのおかげでノーズダイブを極限まで
抑えることが出来るので、疲れの原因の一つである走行中の姿勢変化
が少なくなるので一日乗った後でもピンピンしていたのはコレのおかげ
でもあるのだなと実感できました。

最後にシフトアシストPROですが、なんといってもボクサーエンジンの
ロードスターやRSよりスムーズにギアが入っていきます!
3000rpmまでに上げても6000rpmで上げてもガクンッとなることなく
上がってくれるので、体感すると楽しくて楽しくて顔が自然とニヤけて
しまいます。

身長が低く手足の短い僕でも乗ることができ、乗っている感じや見晴
らしなど背の高いバイクならでわの楽しみかたを体感できることがで
きたので、是非皆様にもこの感覚を味わってもらいたいです!

ちなみにS1000XR試乗車御用意しております。

最後までお読みいただきありがとうございました。
皆様のご来店心よりお待ちしています。

以上、宮林でした。

R1200RSインプレッション!

2015/07/03

皆さんこんにちは!
宮林です!

今回はRSを1000㎞乗ったのでインプレッションを書いてみたいと思います。
はじめに・・・
RSという名前が付けられたバイクが初めて発売されたのは1976年のことです。
R100RS twinという名前で、世界で初めてのフルカウル仕様のバイクだそうです!エンジンはOHV、キャブレターでフロントフォークはテレスコピックでした。
次にR100RS mono が1986年にトルク重視のバイクとして発売され、1993年にはR1100RSがフルカウル、ハーフカウルの二種類で発売されました。このバイクからエンジンはOHC、インジェクションとなり、フロントフォークはテレレバーになりました。その1年後に発売されたR1150RSはフルカウル仕様だけの初めてのスポーツツアラーとして発売されました。そして一度RSが無くなり、空白の時間を越えて今回のRSが発売されました。
R1200RS特徴
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今回のRSは排気量が1,169cc、エンジンはDOHCでサスペンションはテレスコピックに戻りましたが代わりに電子制御のサスになり、今までのテレレバーの性能も残してあります。またサスペンションとトラクションコントロールとの相性も抜群で、コーナリング中にブレーキを掛けていただいても挙動変化が少なく、安全性を極限まで追求したバイクと言っても過言ではない物になっております。

装備なんですが、日本仕様は電子制御サスペンションシステムであるダイナミック ESA、タイヤの空転を防いでくれるトラクションコントロール、エンジン出力を変化させるライディングモード Pro、クラッチ操作なしにシフトアップ、ダウン操作が可能になるギアシフト・アシスタント Pro、タイヤのロックを防ぐABS、グリップヒーター、速度を一定に保ってくれるクルーズコントロールを装備するほかに、キーレスライドシステムも装備しています。
さらにトップケースやパニアケースを取り付けるためのリアキャリア、パニアケースステー、BMW 純正ナビゲーション専用マウントホルダー、センタースタンドも標準装備されています。
なのでパニアケースやナビを買ってもらえれば簡単に取り付けていただけます。

R1200Rとの比較
車重は236kgとR1200Rと5kgしか変わらず、走り出しても水冷になったことでパワーが増しており236kgの重さを全く感じさせない走りをしてくれます!
またフロントホイールのフローティングアクスルが約12mm前方になっていることで、ホイールベースも約12mm長くなっており、R1200Rより直進安定性が増しスポーツツーリング仕様になっています。
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ハンドルはR1200Rと比べ幅が20mm狭くなっているのでノーマルハンドルでも乗りやすい様になっています。
1000km乗った感想・・・
まず跨ったときなんですが、足つきがめちゃくちゃ良く(シート高が760mm)、立ち転けの心配が無くなります。しかし、長時間乗っていると膝の角度が鋭角の状態が続くので膝に負担がかかります。この改善方法としては単純にシート高の高い物を、オプションではありますが3段階の高さの中から選んでいただけたら膝への負担が少ない状態での走行が出来ます。
ちなみに僕(身長167cm)は試乗車用の820mmのシート(ハイシート)を付けての慣らし走行をしていたので膝に負担がかからず、一日500km乗っても膝が壊れそうになることはありませんでした!

次にキーレスライドシステムなんですが、バイクから約1メートル以内にスマートキーを持っておいて貰えばエンジンをかけることも、ガソリンタンクの蓋を開けることも可能です。
ガソリンタンクの蓋はエンジンを切ってから約2分以内であればスマートキーが近くになくても開くことが出来ます。いちいち鍵を抜き差ししないといけない手間が省けるので給油も楽ちんでした!
またキーがONの状態でバイクからスマートキーを一定時間離すと自動でキーをOFFにしてくれます。外出の時はキーを抜き忘れることはあり得ないですが、家に帰ったときに鍵を抜き忘れたりする僕にとってスマートキーは魅力的です(*^_^*)笑

ハンドルはセパレートタイプです。スポーツタイプの要素を取り入れたということでしょう!
ハンドル幅が狭くなっているため僕みたいな腕の短い人でも操舵しやすかったです。

ウインドシールドは高さが4段階調節する事が出来ます。低い状態でも上半身を風からしっかり守ってくれ、腕には夏でも走れるように風が感じられるようになっています。シールドが低い位置の時はヘルメットに風が当たりますが、高い位置にしたときはヘルメットの上を風が通るようになっており、少しかがむだけで風切音がほぼしなくなります。

ギアシフトアシスタントProはシフトアップ、シフトダウン両方行ってもらえます!
BMWのクラッチは軽いので握ったところで疲れがあまり溜まらないですが、その少しの疲れさえも許さないのがギアシフトアシスタントProです。発進、停車以外はクラッチを握ることは不必要です。凄いところはこれだけではありません!シフトダウンしたとき、勝手にブリッピングをしてくれるのでギアを2つほど一気に落としても問題はありません!これに慣れた僕は自分のバイクを走らせている時にクラッチを握りギアを変えるということに慣れるのに必死でした(笑)

装備の感想の最後はクルーズコントロールです!
僕はバイクに乗っているのにクルーズコントロールを使うのはあり得ない!
と思っていたのですが物は試しに1回・・・
はまってしまいました(笑)
これは使った人にしかわからない魅力があります。
20km/hから設定できるので気になる方は試乗車で試してみてください!
試乗コースの国道1号線であれば使えるチャンスはあります!!

全体的な走りの感想は、かなりマッタリしています。しかしこのマッタリが高速道路を使ったロングツーリング、緩いカーブの続くワインディングを走るのに丁度良く、ライダーにとって楽しい時間を提供してくれるバイクだと僕は感じました!

最後までお読みいただきましてありがとうございました!
気になったことがあればお気軽にお問い合せ下さい!
また試乗は予約無しでしていただけるので、お気軽に御来店下さい!
宮林