アーカイブ

アーカイブ

【スクランブラーカスタム 7】

2017/12/27

本日はフレームのお話です

カスノモーターサイクル大忘年会にご参加の皆様には、
今回のカスタムのコンセプトをお伝え致しましたが、
「既視感」がないことが重要なテーマの1つです

すでにシートレールは新しく作成をしていますが、
すべてはテーマに沿ったものです

勿論、見た目だけではなく乗り心地やライディングに拘っています

カスノモーターサイクルのカスタム車両のフレームには
今までも行ってきた加工があります

フレームの「ろう付け」です

20171216_085556

この画像はシートレールを新作した状態です
これらの溶接部分を全てろう付けしていきます

20171216_133310

少し目が痛くなりそうな画像ですね
こちらが作業中です

20171217_151549

ろう付けを完成した様子です

「ろう付け」とは、溶着の一種で、接合する部材よりも融点の低い合金を溶かして、
母材自体を溶融させずに複数の部材を接合する手法です

つまり、もともと溶接されていた部分にろう付けをすることで、
それぞれのパイプの接合を確実なものとして
フレームとしての強度を増すことができます

乗り味がよりダイレクトなものに変わります
皆様に試乗していただけるのが楽しみなポイントの1つです

この仕上がったフレームはニッケルメッキをする予定です
その前に奇麗に磨かなくては・・・

1月末の完成に間に合うのかが不安になってきました
期待してお待ち頂けますようお願いいたします

エンジンを早く組まなくては。

サービス

【スクランブラーカスタム 6】

2017/11/28

今年もあとわずかで過ぎ去ろうとしています
カスタムも急がなくては・・・

先日、キャブレター化のお話を少しいたしましたが、
問題のスロットルポジションセンサーの取付を行いました

20171123_130340 20171123_130323

この上側についてる黒いものがセンサーとなります ♪

今回は2連キャブ化を考えていますが、
もともとと同様に1個仕様でも面白いかもしれませんね!

例えば・・・
IMG_2571

ハーレーみたいでしょ

次は補記類の取付やカウルやサス等などです
まだまだ、先が長いですね
その前にエンジンを組み立てます

フライホイールが悩みどころになりそうです
カムシャフトもですが・・・

引き続きお楽しみにしてくださいね

サービス

【スクランブラーカスタム計画 5】

2017/11/18

Panigale V4
のお話でもちきりのDUCATI京都のサービスです

4月予定の入荷が楽しみですね
214ps・263万円~という案内に色々と考えてしまいます
MOTO GPでも今年は魅せてくれました
期待が高まるばかりです

さて、キャブレター化計画のスクランブラーですが、
問題ばかりです
・フレームの幅が狭くてそもそも2つキャブレターをならべる事が難しい
・取付るためのマニホールドが売られていない→作るしかない
・スロットルポジションセンサーを取り付けられない→つけるしかない

等の問題があり、さらにそれらに付随する諸問題も発生しております

それでも問題解決の糸口が見えてきています

0T8A0687web

まずはマニホールドですが、狭いスペースにキャブレターが2つ並ぶように
角度をつけて作成しました
左が純正です
ちなみに、スクランブラーの純正はスロットルボディーは1つですね

これでキャブレターが2つならんで装着可能となりました ♪

続いてスロットルポジションセンサーの取付です
CPUは純正を使うためどうしても必要です
(無くても走るのですが・・・)
燃料MAPは必要がなくなりますが、
点火MAPは必要です
点火MAPの為には、スロットル開度の読み込みは必須となります

そこで、純正のセンサーをFCRに取り付ける準備をしています(^^)
楽しみにお待ちくださいね

マニホールドを削ったついでに、
勿論、ファンネルも作成しました
0T8A0697

0T8A0690web
こんな感じです!!!

20171102_165206

まだまだやりたいことだらけのカスタムですので、
お付き合いくださいね!!!

20171024_120715

これは次なる計画です
クラッチカバーの形状をスキャンしています
どんな加工をしましょうか???

サービス

【スクランブラーカスタム計画 4】

2017/11/03

ローリングシャーシの完成にむけてプロジェクトは進んでおります

本日もスクランブラーカスタムのご報告です
仮完成をした「スイングアーム」と
先日、加工をしていた「フレーム」を
合体したいです

まずは、これを見てください
20170911_163919

↑  こちらが純正のクランクケースです

20171021_143005

こちらが加工済みの「エンジン」です
(まだまだ、中身は空っぽですが)
何が変わったか分かりますか?

全貌は最後まで楽しみにお待ちいただきたいのですが、
ウェットブラストをしたり、バフかけしたり・・・
そして、本物のガラスコーティング
「CR-1]をしたり・・・

20171022_184335

とりあえず合体です(^^)

20171027_142327

カットしたシートレールですが、
一人乗り仕様にして、デザイン的に少し尻上がりにしたいので、
あぶりながら約15度シートレールを曲げました

20171027_185734

仮のフロントカウルステーを取付して

20171027_185717

大まかな状態での
ローリングシャーシの完成です ♪

つぎは、キャブレターの取付に挑戦です
勿論、「FCR」です!!!

どんなコンセプトのバイクなのかをそろそろご案内したいと思います!

ローリングシャーシ完成のご案内でした

カスタムって楽しいですね(^^)

サービス

 

【スクランブラーカスタム計画 3】

2017/10/29

雨と台風が続きますね
バイクに乗りたくても乗れないこのもどかしさは、
バイク乗りの皆様にしかわからないでしょうね
東京モーターショー行きたいと思いながら、本日も整備をしております

さて、スクランブラーのカスタムについてですが、
前回ではスイングアームの塗装を剝したところまでご案内いたしました

20171007_164904

スクランブラーのスイングアームは何故こんな「へ」の字型なんでしょうか?
デザインの問題ですかね?

車体に装着されたところを観察するとわかるのですが、
この凹みの部分には大きな、大きな触媒があります
排ガス規制のクリアの為には触媒が必要です
スタイリッシュに仕上げたかったスクランブラーにとっては、
スイングアームの下に触媒を設置して、全体のイメージを活かしたかったのだと思います

今回は「AELLA」のチタンエキパイとサイレンサーKITを取りつける予定です
そうすると、この凹み部分はなくても問題ないということになります
マジックはそれらを計算して、どのように加工するのかを検討しているところです

20171007_164852

デザインが決まれば、スイングアームには仮のシャフトを取付をして
整列を保ちます
溶接も行う予定なので

20171025_093504

外側のパネルを削り取り、
「へ」の字デザインを変更していきます
今時のデザインに近づきそうでしょ?

20171025_183841

途中経過の裏からみた画像です

0T8A0655

加工完成です(^^)
スタンドフック用のボスも取付をしました
チェーン引きも何か作りましょうか?

フレームはといいますと・・・

20171021_173641

20171021_180319

また、何やら加工が始まっています
いったん、骨格のみにして、各種ステーの取付ボスをとりはずします

この手のカスタムでは、想定したとおりに物事が進むのかを確認するために
ローリングシャーシという状態にして、検証します

バイクがバイクとしてあるための、大事な骨格を組み合わせた状態を
ローリングシャーシといいます
フレーム・サスペンションが計算どおりの数値とデザインで
組み立てられなければなりません
ここの時点で大きなミスをおかしてしまうと、
走っても楽しくないバイクになります
「走らない・曲がらない・止まらない」におちいります
基本骨格は、DUCATI スクランブラーのままですが、
そこに、弊社らしい味付けをしてみる予定です

ローリングシャーシの完成までしばらくお待ちくださいませ(^^)

サービス